ボール騒動の記録をきっかけに、思いをめぐらせた「子どもとの時間」
音がしてスマホから顔をあげると、
テーブルの上で麻婆豆腐が入ったお皿がひっくり返っていました。
壁には麻婆豆腐の汁が飛び散っています。
側には息子が驚いた顔をして立っています。
これ、我が家のある日の一コマ。
ご想像つきますでしょうか。
夕食前のひと時、私はリビングでスマホをし、
息子は、野球ボールを片手で投げながらテレビを見ていたのです。
そんな穏やかな時間を破ったのが、あの音でした。
息子のボールがお皿に当たったのは、一目瞭然。
よりによって、麻婆豆腐でやってくれるとは!
白い壁の点々は、取れるのか。
今日の夕食をどうしてくれるのよ…。
次男をにらむと「俺じゃなない。知らない」と首をふります。
そこからの、ひと悶着。
先日の母親ノート法の講師勉強会では、
この時の私たち親子の会話記録を見てもらいました。
会話記録をまず自分一人で振り返り、
さらに、講師仲間から指摘や質問をもらって
もう一度、振り返りました。
こうして、
なぜこの言葉を発したのだろうと一つひとつ掘り下げていくと、
子どもや自分自身の思わぬ内面を発見することがあります。
今回私の気づきは、息子はもっと私に関わってほしいのではないか、ということ。
最近、リビングで一緒にいても、仕事をしたり、スマホを見たりばかりで、息子の言葉に上の空で答えることが多かったなあ。
息子は口にこそ出しませんが、寂しかったり、そのことに不満を感じていたかも。
今回の会話を振り返ることで、
息子がどんな風に時間を過ごしたいと思っているのか、
私も息子とどんな関係になりたいのか、
そんなことに立ち返ることができたのでした。