相模原事件に思うこと
しょうがい者はいらない」とたくさんの命を奪った人がいたことへの驚きと、
それ以上にショックなのは、そんな考え方に共感する人たちが少なからずいることだ。
「何かができるから価値がある。生産性が高いものに価値がある。」
そんな考え方があるからではないだろうか。
それって、自分自身の存在価値を「できる・できない」だけで判断しなければならないから、
自分より能力の劣る人を蔑むことでバランスをとろうとしてしまうんだろう。
「何かができる、できない」もいいけど、
もっと根っこの部分で
「ただいてるだけ、それだけでじゅうぶん価値がある」
そう思える人を世の中に増やしたい。
差別する心の奥には、自分自身の存在に対する信頼感の薄さや不安といった「恐れ」の気持ちがかくれている。
それは、特別な人だけじゃなく、
きっと誰の心の中にも多かれ少なかれある恐れに違いない。
もちろん、私の心の中にも。