子どもの心を無視しない
うちの子どもは熱い紅茶と冷たいミルクを2対1の分量で割って飲むのがお気に入り。
だから、マグカップには紅茶をカップ2/3、ミルクを1/3の分量注ぐのが当然です。
なのに、私はいつもカップの口までなみなみと紅茶を注ぎ、溢れそうになりながらミルクを少し注いでしまいます。
何故かって?特に理由はありません。
子どもは「また~? 紅茶が多すぎて熱くて飲めない!」と渋い顔。
また、とあるお昼ご飯の時。
「今日はレトルトのカレーでいいよ!」
と言う子どもの言葉に“ラッキー!”とばかりにご飯を炊いて、温めたルーをのせました。
ご飯は炊きたて、ルーは今、お気に入りのルー。
「どうぞ!」
子どもはそれを見るなり一言。
「ご飯の上にルーを乗せないで盛り付けててっていつも言ってるよねぇ」
またまた渋い顔。
”そうでした“
“いつもそう言ってるよね”
「ごめんね~」と言いながら、その時の私は”ハッ“としました。
“これはいけない!
これではいけない!!
私はこの子の言葉をどれだけ適当に聞いていたことか
この子の心をどれだけ無視してしまったんだろう“
一つ一つがささいな望みだったが故に、私はその一つ一つを深く心にとめることなく日常の中でやり過ごしていたのです。
でも、子どもにとっては一つ一つ、私に叶えてほしい望みだったのかもしれません。
このような日々の積み重ねから親子の心のすれ違いがおきてくるのかもしれません。
「お母さんはいつも僕の気持ちをわかってくれない」と。
子どもの望みを全て叶えてやることは出来ないかもしれません。
でも、「出来ることは、心を込めて、気持ちを受け止めていきたい!」と改めて思った私でした。
る・りあん