講演会(守口市PTA協議会)
2019年1月27日(日)、大阪府守口市にて、当研究所代表 小野澤みさをの「思春期の子を持つ親の思い―親と子のコミュニケーションの取り方―」の題で講演会が催されました。
主催は守口市PTA協議会で、守口市内の小中高校に通うお子さんを持つ保護者の皆様が集い、会場の守口市役所会議室の60余りの椅子が埋まるほどの盛況ぶりで、外の寒風とは対照的に、2時間の講演が熱気に包まれていました。
講演の内容は、親子間で気持ちを分かりあうための「聞き方」、そして、自分の気持ちを正直に伝えるための「話し方」が中心でした。
保護者の方々に理解しやすいよう、実際に家庭でありがちな日常会話や親子ゲンカを例え、基本の心構えを具体的な接し方とともに説明するもので、実際に参加者同士がペアを組んで、良いコミュニケーションと悪いコミュニケーションを体験することで、子どもの気持ちを体感し、理解が深まったようでした。
後半には、守口市PTA協議会の役員の皆様による、ある親子の日常の寸劇が発表されました。
「ただいまー」
「おかえり」
「テスト、アカンかったわ」
「勉強しぃやって言うたやろ?」
「やってるんや、うるさいなー、文句言わんとって」
「あんた宿題やったん?」
「今、忙しいんや、ポケモンゲットするとこ」
「はよ寝なアカンで」
「うるさいなー」
――こんな具合の親子の会話です。
最初は口げんか、そのうち物が飛び交う大ゲンカに発展するといった場面もあり、関西弁の日常さながらの寸劇に、会場は大盛り上がり、大爆笑で「うちも」「うちも」との声で拍手喝采でした。
更に、その劇の幕間には、小野澤代表の「そんな時は、こちらは黙って、子どもさんの言っていることを聞きましょう」等、場面によっての的確なアドバイスも付け加えられ、「いつも困っている」保護者の方々は大きくうなずいておられました。
この場を借りて、主催の守口市PTA協議会の役員の皆様に、心から感謝申し上げます。
温かい講演会にお招きくださり、ありがとうございました。
松本 克代