テレビドラマから
『はじめまして 愛しています』というテレビドラマの中のワンシーンです。
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5歳の子どもが、お母さんにいつも注意されているお箸の使い方を練習しようと、冷蔵庫の中から煮豆の入っている容器を取り出して容器からお皿へと豆をつかむ練習をしていたところを、お母さんが見つけました。後ろから「何してるの!」とお母さんに声をかけられて子どもはびっくりし、お皿をひっくり返してしまいました。煮豆はお皿ごと床に散らばりました。お母さんは「おなかすいたの?だったら勝手に食べないで(私に)言ってよ!」「片付けなさい!」と子どもを責めます。子どもは、自分の気持ちをわかってもらえないどころか誤解され、怒られたので、持っていたものを投げつけて、走っていってしまいました。
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このようなことは、日常によくあることだなぁ、と思ってしまいました。
このドラマの中のお母さんも、この時は心身が疲れていました。
自分の勝手な判断で子どもをしかりつけてしまいました。
余裕がなくて、子どもがなぜそんなことをしているのかというところにまで
考えが及ばなかったのです。
子どもの心はどんなに悲しく、悔しく、寂しい思いだったでしょうか。
考えさせられるシーンでした。