自立と依存を支えるために
日本では卒業、そして入学、入社などを迎える季節、子育てにおいて、春は毎年、何らかの変化が訪れる時期でもありますね。
幼児の頃から4月になるたびに、子どもは、何らかの階段を上がっていきます。
あんなに小さかった子どもが、一人では何もできなかったわが子が、1年1年、成長していく姿は喜びそのものです。
勉強や運動、先生や友だちとの関係、部活動、入試、就職などたくさんの経験を積んで一人の成人として旅立っていきます。
その子育てにおいて、私達親はどのように子どもと関わってきたでしょうか。
長く続く、決して平坦ではない子育てで皆さんは何を大切にしてきたでしょうか。
子育ての目的は何でしょうか。
たくさんの言葉が思い浮かびますが、中でもやはり「自分の人生を自分の力で生きぬいていく力」をもった人間に育ってくれることは多くの親の願いだと思います。
その力は自立という言葉にも置き換えられます。
自分の責任を引き受けられる人間であるということです。
社会ではそのような資質が求められます。
しかしここで大切なことがあります。
自立しているためにはだれかに‘’適度‘’ に依存していることが必要だということです。
そこに、家庭、家族、親の役割があるのです。
依存のない自立は孤立です。
適度な依存という関係を保ちながら自立を支えていくことが大切なのです。
そのために私達親が、どのように子どもと関わっていったらよいのかを一緒に考えてみませんか?
私達は、コミュニケーションを通して、子どもがいきいきとその力を発揮できるような関係の作り方をお伝えしています。
心理学に基づいた、具体的、実践的な講座です。
楽しみながら、大切なことが学べます。