「大丈夫?痛かったねぇ。」
皆さんは、子どもが失敗したり、うまくできなくて凹んでいる時、どんな対応をしてますか?
例えば、何度も「危ないから走らないようにしようね!」と声をかけていたのにもかかわらず、子どもは走り、バッターンと転んで膝を擦りむき大声で泣いています。
「何しているの!だから走らないようにと言ったでしょう!」と腹を立てたことありませんか?
もちろん、お母さんからしたら何度も注意したのに言うことを聞かず、転んで大泣きしていることに腹立たしさを感じ、一言、言わずにはいられない気持ち、当然ありますよね。
でも、膝を擦りむき、痛い思いをしている子どもからしたら、それは踏んだり蹴ったりです。
お母さんは、次に同じようなことにならないように、「走ったらこんなことになるのよ!」と伝えたいのでしょうが、子どもはそれどころではないのです。
痛くて悲しいだけです。
自分の何がいけなかったのかなんて反省する気持ちにはなれないものでしょう。
だから、また、次も失敗してしまうかもしれません。
そして、ちょっぴりお母さんを恨めしく思っているかもです。
こんな時はぜひ次のように言ってあげてほしいです。
「大丈夫?痛かったねぇ。」
この言葉は子どもの心に届きます。
お母さんの言うことを聞かなかったことを反省します。
次からはもう少し気をつけるでしょう。
そして、お母さんのことを「大好き」って思います。必ず。
「走ったら危ないよ」と伝えるのは子どもが泣き止んで落ち着いてからで十分です。
新しい生活が始まる季節。
子ども達の未来が健やかであることを願って。