『何気ない言葉から』
近所のおばあちゃんとの会話です。おばあちゃんの言葉が素敵だと思ったので読んで下さい。
私「おばちゃん、草引きしてるとこ悪いけど町内会費もらいに来たんやけどいい?」
おばあちゃん「かまへんよ」
私「草引きして、大丈夫?
足、痛たない?」
おばあちゃん「家にじっとしてたら動かへんので、お日さんにもあたらんとね。」
私「そうだね。だけど色々な種類の花やら野菜やら植えてるんだね」
『違うんよ。この菜っ葉もこんなに花咲いたんほっといたら種できるよって。
それここら辺に蒔いとくんよ。
花も菜っ葉もほっといても自分の好きなところに飛んで芽出すんよ。
これも勝手にここに飛んだやつなんよ。
自分で勝手に飛んで芽を出したのは茎がしっかりして元気に育って綺麗な花を咲かすんよ。
同じとこばっかりやと段々と茎が細くなってヒョロヒョロで弱ってあかんのよ。』
と嬉しそうにお花の話をしてくれました。
なんだか子育ての事を言われている気がしました。
自分で決めて行動する。
子育てと植物を育てることが共通してる気がしました。
おばあちゃんは目も耳も足も不自由でしゃがむ事もできません。
体を二つに折っていつも草引きをしています。
時にはイス付きの手押し車に座りながら。
おばあちゃんは植物にとって必要で大切な事だけをしているのでしょうね。
何気ない会話から
講座を学ぶまでの私の子育ては余計な手出し口出しばかりで
心のどこかで違和感を持ちながら
それが大事な事だと思いこんでいた事を思い出し胸がチクリ!
必要で大切なことを見極めるのは難しいですね。
今井 ひろみ