あなたの人間関係をより良いものにしませんか?その2
前回、コミュニケーションとは、相手の話(気持ち)をちゃんと聞くこと、そして自分の気持ちをちゃんと伝えること、とお話しました。
今回は、「相手の話(気持ち)をちゃんと聞く」ことについてです。
具体的な例をあげてみます。
例えば、子どもが夕方、お母さんに「明日、学校に行きたくない。。」と言ってきたとします。(なかなかディープな例でごめんなさい)
さて、あなただったらどのように応えますか?
正解は「そう。明日は学校に行きたくないないのね。」です。
(正解などと偉そうな言葉を使ってしまいましたが、まぁ、そういうことです。)
どうでしょうか。
そんな風にはとても言えない、そんな無責任な、等などいろんなご意見があるかもしれません。
そうですよね。子どもの話を聞いている親側にもいろんな気持ちがありますよね。
「えー、何かあったのかな?」「ずっと休むことになったらどうしよう。」
なので、
「どうかしたの?何か嫌なことがあったの?」と質問したり「明日は大事な◯◯があるんじゃない?」等、行ってほしいなという自分の気持ちを伝えてしまう。
相手の気持ちを「ちゃんと」聞く、ということとの違いはここです。
コミュニケーションで大切なのは、先ずは、相手の話、相手の気持ちを「そのまま」受け取ることなのです。なので先ずは「(あなたは)、明日、学校に行きたくないと思っているのね。」となるのです。
なぜこれが正解なのか。それは、立場を代えてみたらよくわかります。話し手にしたら「行きたくない。」という気持ちを、先ずは受け止めてほしいのです。
先ずは、そこから、コミュニケーションは始まるのです。
次回は、「そこから始まるコミュニケーション」についてお話させてください。