「休み明けのある親子の会話」
長い夏休みが終わり、一週間過ぎた頃、友人の小学生の息子さんが、登校前に「学校に行きたくない。」と言い出したらしい。友人は、講座で習った能動的な聞き方を試したとの事でした。
すると、学校であったイヤな事を語り出し、
「イヤな事があったんやね。」
能動的に話を聞いているうちに、
「学校に行ったほうがいい?」
と話が変わり、
「学校に行きたくないけど、行ったほうがいいかなと思うんやなぁ。」
と返すと息子さんは、
「お母さんは、どう思う?」「お母さんは、行ったほうがいいと思うで。」
と正直に答えたそうです。
息子さんは、
「学校に行きたくない。」
と言いつつ、友人がランドセルと水筒を持って玄関に行くと、靴を履き始め、
「イヤや。」
と言いながらも、登校して行ったようです。
こんなふうに、能動的に聞いてもらえた子どもは、親は自分の話を聞いてくれた、わかってくれたと感じ、登校する事もあります。しかし、元気がない時は、休んでしまうかもしれません。無理矢理登校させるより、元気で生きている事が大切ですよね。