子どものサイン
子どもっていろんなこと しでかしてくれるもの。
友だちをたたいたり、悪口を言ったり、うそついたり・・・
親はほんと困ってしまう。
こんな子に育てた覚えはないのに・・・って。
でもね。
こういう子どもの困った行動は、実は子どものサイン、SOSなんです。
まだ小さい幼児なら、していいことと悪いことの区別がつかないので
「それはしてはいけないんだよ」と教えていくことが大切だけど、
小学生にもなれば、していいことと悪いことの区別はついています。
つまり、わかっててやってしまっているのです。
困った行動の奥に、その子の抱えているしんどさが見え隠れします。
そして、それは、子どもの身近な大人(親や担任など)が抱えている生きづらさや行動パターンの影響をモロに受けているのだと思います。
まさに、子どもは身近な大人の問題を映し出す鏡!
わたしも小学生のとき、人のものをこっそり盗ったことがあります。
盗ったことはバレなかったけど、そのことが今もずっと心の中にあって、時々思い出しては、ちいさく痛みます。
小学生のわたし、しんどかったんやね。
今思えば、親もその頃とてもしんどそうでした。
そしてわたしは自分の子育てで、親の立場も経験しました。
二人の子どもが次々とわたしを悩ませるのです。
わたしが自分自身の問題に気づくまで、
そして自分自身を変容させていくまで、困りごとは続きました。
でも、そんな困りごと続きの人生が、今のわたしを作ってくれました。
わたしがわたしらしく、すなおに生きることができるようになるために、
子どもたちは自分の身を使って、自分も傷つけながら、
わたしを困らせてくれたのかなって、今はそう思えます。
今、困りごと真っ最中のみなさん、
大丈夫!
困りごとは神さまからのギフトですから。