「保育園に行きたくない」と子供が言い出しました②
日本心理福祉教育研究所から「不登校」に関連する記事をお届けします。
今日はその5回目です。
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さて、前回記事からの続きになります。
「保育園に行きたくない」と言う次男に、「理由は無理に聞かない」「本人が行きたい気持ちになるまで待つ」ことを決心した私。しかし、道は簡単ではありませんでした!
まず、夫が反対しました。
「休ませたら休み癖がつく。何でも泣いたら、やらなくていいと教えることになる。無理やりでも行かした方がいい。長男の時もそうしたけど、今はしっかりしているよ」
そして、保育園の先生が反対。
「園の中でちょっと難しいなと感じることも、それを乗り越えることが自信につながって、楽しくなる。でも、園に来ないことにはその経験を奪うことになります。嫌がっても連れてきてもらえませんか」
さらに、時々送迎の手伝いをしてくれる祖父母も反対。
「甘やかしすぎではないかなあ。保育園は行くところ。将来、不登校になったらどうするの」
皆、大切な次男のことを真剣に思って、考えてくれての意見。そしてどの意見も正しそうでもっともに思えました。やっぱり行かした方がいいのか・・・。私も何度も考えました。
でも、でも、でも!
ここには次男の気持ちが一つも入っていません!次男が今、何を感じているのか。次男は精一杯、表現しているのかもしれません。まだ5歳だから、それが「保育園に行きたくない」という表現になっているだけで、本当は違う何かかもしれません。私は親としてそれを受け止めきれてないと感じました。
大人の考えや事情ばかりを優先していないか。大事なのは、子育ての目標は子どもの自立であって、保育園に行くことはその手段の一つに過ぎないとうこと。それなのに、目先の保育園に行かないという行動にばかり着目し過ぎていることに気づきました。
「だから、私を信じて次男を任せてほしい」
そう、夫、祖父母、園の先生にお願いしました。大げさですが、「私は私の軸で子育てする!」と一歩踏み出したのです。(続きは、また次回に)
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